予期せぬ緊急事態時に陥りやすい行動とは?【寓話】目をなくしたカバ

こんにちは! ぴえ郎です!

 

予期せぬことが起こったときにあなたは、しっかり行動することができますか?

頭が真っ白になる方や、焦ってパニックになると思われる方は、以前の記事の

なぜ緊急時に頭が真っ白になってしまうのか?脳の仕組みとその対処法

を読んでみてください。

頭が真っ白になる仕組みと対策をまとめています。

 

今回は、その先。

「予期せぬ緊急事態が起きたらどうすればよいか」を一つの寓話を考察しつつお伝えします。

それでは、あらすじへ。

目をなくしたカバ

 あらすじ

ある一頭のカバが川を渡っているときに、自分の片目をなくしてしまった。

カバは必死になって川の中を隅々まで探すが見つからない。

それを見ていた周りの動物たちは、

「少し休んだ方がいい」

と助言をするが、

カバは、永遠に目を失ってしまうのではと不安になり休むことなく探し続けました。

しかし目は見つからず、探すのに疲れ果てたカバはその場に座り込んでしまった。

 

カバが動き回るのをやめた川は、静寂を取り戻した。

すると、今までカバがかき回して濁らせていた水は泥が沈み、川は透き通り川底まで見えるようになった。

こうしてカバは、なくしてしまった目を見つけることができた。

緊急事態のときこそ冷静に!

この寓話の教訓は、「緊急事態のときこそ冷静にならなければならない」ということです。

カバは、永遠に目を失ってしまうのではと不安になり休むことなく探し続けました。

すると、川底の泥は舞い上がり、探せば探すほどに視界は濁っていきました。

 

日常生活でも予期せぬことや不安に襲われることが起こると、正常に戻そうと必死で行動しようとしてしまうものです。

しかし、緊急事態時の脳は通常時の脳よりも判断能力は劣っています。

そんな状態で判断し行動するよりも、「深呼吸」をして冷静さを取り戻し、判断をする方がより良い判断ができるでしょう。

 

カバも深呼吸して周りの状況を考えられれば、川の水の濁りがなくなれば探しやすいことに気づけたかもしれませんね。

この寓話を読んで、もう一つの教訓を導き出しました。

それは、『緊急時は周りの声を聴く』です。

今回カバは、それを見ていた周りの動物たちに「少し休んだ方がいい」と助言されましたが、休まず探し続けました。

しかし、ここでこの助言を聞き入れていたらもっと早くに目を探すことができたはずです。

なぜ、周りの助言を聞いた方が良いかというと、理由は二つあります。

一つ目は、緊急事態に陥ってない人は冷静な判断ができるからです。

もちろんすべて周りの声通りにした方が良いとは思いません。しかし、『動物たちの心理戦で学ぶ!賢い人の危機回避能力と思考力【寓話】犬と雄鶏と狐』でも言いましたが、冷静さを欠いている人は行動の選択肢を狭め、単純な思考しかできなくなります。(詳しくは↓↓↓)

動物たちの心理戦で学ぶ!賢い人の危機回避能力と思考力【寓話】犬と雄鶏と狐

なので、行動の選択肢を周りの冷静な人から分けてもらってください。

 

二つ目は、周りの人の声を聴くため立ち止まると気持ちに余裕が生まれるからです。

人の声を聴こうとすると自分の思考を一時的にストップさせる必要があります。この一時の「間」が冷静さを取り戻すきっかけになります。

やはり、緊急事態時は頭の中がいろんな思考ででグルグル回っている状態です。その状態を打破する目的のために周りの人の声を聴くのが大事なのです。

まとめ

どうだったでしょうか?

カバはなぜ目を見つけられなくて焦っていたのか。

それは、

『冷静さを欠いて行動してしまった』のと『周りの声を聴けなかった』からです。

対策は、『深呼吸をして冷静さを取り戻す。』『周りの声を聴き、行動の選択肢を増やしつつ思考の「間」を作る』ことです。

 

それにしても今回の寓話「目をなくしたカバ」・・・目をなくすって怖すぎやろ!!!!

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