こんにちは!ぴえ郎です!
昔話の導入部分の秘密を知っていますか?
なぜあの文章は頭にすんなり入ってくるのか?
その秘密を解き明かしていきたいと思います。
この記事は、昔話の導入部分の秘密を解き明かしていますので、ビジネスシーンやコミュニケーションをするときなどにとても役に立つ内容となっています。
ぜひ読んでみてください。
それでは、行きましょう!
目次
昔話の秘密
昔話の導入部分の謎
昔話の導入部分の『昔々あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。』というこの文章。
こんなあやふやな文章なのに、とてもすんなり頭に入ってくると思いませんか?
実は、あるものがしっかり使われているからなのです。
その謎を解くカギは、「5w1h」です。
5w1hとは?
5w1hとは、英単語の『when』(いつ)、『where』(どこで)、『who』(だれが)、『what』(なにを)、『why』(なぜ)、『how』(どのように)の頭文字をとった言葉で、この6つの単語を含むように文章を構成すると情報が整理され相手に伝わりやすくなります。
5w1hの役割
5w1hの凄いところは、「話し手と聞き手どちらにも役に立つ」というところです。
5w1hを使うことによって伝えるべきことが整理され、もれなく簡潔に伝えることができる。
このように、両者にとってwinwinなのが5w1hを使った文章なのです。
昔話と5w1h
では、どのように昔話の導入部分に5w1hが使われているのか導入部分を分解して見てみましょう。
昔々 「when(いつ)」
あるところに 「where(どこで)」
お爺さんとお婆さんが 「who(だれが)」
住んでいました。 「what(なにを)」
お爺さんは山へ芝刈りに、 「why(なぜ)・how(どのように)」
お婆さんは川へ洗濯に行きました。 「why(なぜ)・how(どのように)」
使われているどころか5w1hしか使っていないですね!
では、なぜ5w1hを使うとすんなり頭に入ってくるのか?
それは、「5w1hの役割」でも言いましたが、聞き手の疑問が解消されているからです。
次の文章をご覧ください。
『昔々お爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。』
この文章を読んだときに疑問に思うことはないですか?
そう、「どこに(where)住んでいるのだろう?」ですよね。
では、この文章はどうでしょうか?
『昔々あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ、お婆さんは川へ行きました。』
「なぜ(why)山と川へ行ったのだろう?」ということですよね。
つまり、5w1hが抜けている文章は、聞き手にとって抜けている部分が疑問点になってしまうのです。
逆に言えば、5w1hをしっかりしている文章を作れれば聞き手に疑問点を抱かれずに済むということです。
昔話は、口伝いに伝承されているものです。
5w1hをしっかり使い、聞き手にストレスなくすんなり聞いてもらい、その聞き手は簡潔なわかりやすい物語を覚えて次の聞き手へ・・・
このように昔話は口伝いに伝承されやすいように作られているのです。
ビジネスシーンやコミュニケーションをする際に使える5w1h
5w1hは、ビジネスシーンやコミュニケーションをする際にも役に立ちます。
5w1hが足りない報告を上司にした場合、昔話と同様に抜けている部分の疑問が返ってきます。
その疑問を解消するために返答をすると、一つの報告に対して会話が二往復必要になります。
5w1hが足りない報告をしてしまうのは、自分で言葉の整理ができていないからです。
しっかり5w1hを意識して、何を伝えるべきなのかを考えて文章を作ってみましょう。
まとめ
どうだったでしょうか?
今回の記事をまとめると、
- 昔話の導入部分は「5w1h(when いつ、where どこで、who だれが、what なにを、why なぜ、how どのように)」を使うことにより、聞き手に疑問点を抱かれないため昔話として伝承されてきた。
- 5w1hは聞き手のみならず話し手にも言葉の整理にために使うことができる便利なもの。
- 5w1hの技は、ビジネスシーンやコミュニケーションをする際に会話を簡潔のまとめて一往復で終わらせることができる。
ということです。
まさか、昔話の導入部分に5w1hが使われていたとは・・・
昔話を作った人がどこまで狙っていたかわかりませんが、とりあえず頭良すぎじゃね?
[…] 昔話に隠された秘密の法則『5w1h』とは? […]