現代の呪いの正体を考察!【ことわざ】人を呪わば穴二つ

人を呪わば穴二つ

人を呪わば穴二つ】ということわざを知っていますか?

知らない人でも『』という字が使われているのを見て、

「おそらく、ネガティブなことわざなんだろう」

と想像をすると思います。

ぴえ郎もこのことわざを最初に知った時は、

「なんてリズム感が良いことわざだ!」

と衝撃を受けました(笑

今回は、この【人を呪わば穴二つ】のことわざで

  • 呪いの本質
  • 現代の呪い
を考察していきます。

【人を呪わば穴二つ】の意味と解釈

考察する前にしっかりと意味を紹介します。

意味:人を呪い殺そうとするならば、自分も報いを受けて死ぬことになるので、呪い殺す相手と自分の二人分の墓穴を用意したほうがよい。


 

解釈安易に他人を陥れようとすると、自分にも悪いことが起こるので、やめよう。

いやーホントにことわざ考えた人は頭よいなー
八文字にみっちり意味が込められておる。

呪いとは

そもそも『呪い』とは?

人や霊が悪意を持って、物理的手段によらず精神的または霊的な手段で、人や社会に対し災厄や不幸をもたらせしめようとする行為

のことをいいます。

でも今回は霊的な呪いは右においておきましょう。
ということで、

『人が悪意を持って、物理的手段によらず精神的な手段で、人や社会に対し災厄や不幸をもたらせしめようとする行為』

で考察していきます。

丑の刻参り

日本の「呪い」のイメージは、『丑の刻参り』や『わら人形』ではないでしょうか。

丑の刻参りときいて、
白装束でわら人形を釘でコーンコーンとやってるのを大抵の人は想像するのではないですか?

正解!それです!

しかし、この丑の刻参りもしっかりとしたルールがあります。

  1. 顔に白粉を塗り、唇には赤い口紅を塗る。
  2. 白装束を着る。
  3. 鏡を首から下げる。
  4. 口に櫛(くし)を咥え、一枚歯の高下駄を履く。
  5. 五徳(アルコールランプで液体を熱するときに使用した鉄製の物)を逆さにして頭にかぶり、ろうそく三本をさす。
  6. 呪う相手の髪の毛や爪を入れたわら人形を神社の木に押し付け、五寸釘を打ち付ける。
  7. 上記六つを丑の刻すなわち午前二時から三時の間に、誰にも見られず七日間実行しなければならない。

 

なかなかの難易度ですよね(汗

しかし、『呪い』は各国で今も存在しています。
そして、なんと約5,000年前メソポタミア文明にも『呪い』は存在していたことがわかっています!

物理的手段と精神的手段

ではなぜ、人は人を呪うのか?

呪いとは、

物理的手段ではなく精神的な手段で行う行為です。
言い換えれば、物理的手段は使えないから呪いという精神的な手段を使わざる負えないということです。

すなわち、力・地位・富、何かはわかりませんが、弱者から強者に向けて使われていることが想像できます。

弱者は、「強者を呪う」という行動をすることによって、自らの怒りを無理やり抑えこみ、精神を保とうとしているのです。
これは自我の防衛機制内の合理化で説明できます。(合理化については「明日からやろう」と思ってしまう心理【漫画】カイジ名言で詳しく紹介しています。)

「明日からやろう」と思ってしまう心理【漫画】カイジ名言

このように、呪いには相手を精神的な手段で陥れようとしている反面その呪いの効果で自分自身の精神を助けようとしていることになります。

このことを考えると呪いの力は100%ネガティブなものではなく、精神を少しでもプラスにもっていけるポジティブ要素もあるんだと驚きますね。

現代の呪い

でも、この化学が進歩した今の時代に呪いなんて(笑

と思いませんか?

たしかに、今の時代に丑の刻参りをしたところで誰かしらに見られてしまうような気はします。
まあ、田舎の方の神社の木にはたまにわら人形が打ち付けてあることがあるようですが(汗・・・

しかし、呪いは時代時代によって姿を変えて確実に存在しています。

ぴえ郎は、現代の呪いは、

  • ネットいじめ
に姿を変えて存在しているのではないかと思います。

【ネットいじめ】という呪い

ネットいじめとは、『いじめる側が悪意を持って、インターネット上で仲間外れや誹謗中傷、個人のプライベート情報の拡散などを本人の知らないところで行ういじめ』のことです。

「どこが呪いなんだよっ!」

 

では、呪いとはどんなものでしたか?
人が悪意を持って、物理的手段によらず精神的な手段で、人や社会に対し災厄や不幸をもたらせしめようとする行為』でしたね。

ドンピシャじゃん!!

まーちょっと無理やり感はありますが・・・

 

そして現代の呪いの恐ろしいところは、
今まで大人しか用意できなかった、わら人形五寸釘五徳ろうそく必要ありません
わら人形の代わりにパソコン五寸釘の代わりにマウスがあれば、家の中からいつでも呪いをかけられます。

いやいや、わら人形の代わりにスマホ五寸釘の代わりにさえあれば呪えます。

小学生でもできますね・・・

 

『自分の知らないところで呪いの効果が広まり、生きているのが苦しくなり自殺する。』

 

これは完全に呪いですね。それも自身が悩み苦しむ時間を考えたら過去一の呪いかもしれません。

まとめ

いやー恐ろしい考察結果になってしまいました(汗

でも、ぴえ郎は真剣にネットいじめは呪いだと思っています。
そしてこの呪いは、

「自分で気づかないうちに他人を呪ってしまっていた」

なんてことが起きるので注意してください。

注意する必要ないって?

忘れていないですか?

 

 

 

【  人を呪わば穴二つ 】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です