こんにちは!ぴえ郎です!
今回紹介する寓話は、『カラスと水差し』です。
この寓話は、日常生活や仕事で行き詰ってしまったときや行き詰っている人に刺さる物語です。
自分がカラスならどのような行動をするか考えながら読んでみてください!
では、あらすじへ!
目次
カラスと水差し
あらすじ
長い間飛び続けてのどが渇いていたカラスがあるところで少しだけ水が入った水差しを見つけました。
しかし、その水差しは飲み口が細くなっていて、カラスのくちばしでは水を飲むことができません。
「何とかこの水差しから水を飲む方法があるはず!」
と、もうのどがカラカラなカラスは、頭を悩ませました。
ふと、カラスの頭に良い方法が思い浮かびました。
カラスは近くにあった小石を一つ、また一つと水差しの中へ落としはじめました。
すると、落とした小石は水差しの底に沈み、小石の分水面が少しずつ高くなっていきます。
そしてとうとうカラスのくちばしが届く高さまで水面が上がり、カラスは水を飲むことができました。
諦めない心
今回の寓話の教訓は、『どんな悪い状況でもあきらめず、力を尽くすことが大切』です。
のどがカラカラなカラスは、やっと水を見つけましたがそのままでは水を飲むことができないという最悪の状況になりました。
しかし、諦めずに自らの最悪な状況を打破するべく考えをめぐらせて見事状況を打破しました。
これは、カラスが自分の最悪な状況を嘆き時間を無駄にするのではなく、「飲む方法があるはずだ」と希望を捨てずに取り組んだから手に入ったものです。
「ミスをして上司に怒られてしまった」や「家の中でゴキブリを発見し、逃がしてしまった」など
日常生活や仕事場でも日々最悪な状況や不利な状況が降り注ぎます。
そのときに諦めずに、どのような行動をすれば最終的に自分に良い結果を残せるかをしっかり考えることで、
「フォローが上手くいき、上司から自分への印象が以前より良くなった。」「もっとゴキブリが増える前に手が打てたので現在は快適に過ごせている」
という風に好転や打破させることができます。
意外性
この寓話を聞いて、導き出した教訓は『発想の転換の重要性』です。
カラスは、水差しの中の物を出したいはずなのに水差しの中に物を入れるという「やりたいことの逆」のことをするというアイデアで目標を達成することができました。
これは「押してダメなら引いてみな」という発想の転換を利用しています。
発想の転換は、常識を疑うことができなければ思いつくことはできません。
今回の寓話では、『水差しから水を出す』という「出すベクトル」のみを求めても状況は進展しませんでした。
そんな時は、出すベクトルを一旦捨て、逆の入れるベクトルを求めてみることによって今まで変わらなかった状況が一変し、自分に有利な状況に好転させることができます。
また、新しいアイデアを出したい時などにこの発想の転換を使うと、面白い個性的なアイデアが浮かびやすいです。
ぜひ試してみてください。
まとめ
どうだったでしょうか?
今回『カラスと水差し』という寓話の教訓2つを紹介しました。
1つ目は、『どんな悪い状況でもあきらめず、力を尽くすことが大切』
最悪な状況だからと言って、すぐに諦めずに「どうにかなるはずだ」と試行錯誤することが重要。
2つ目は、『発想の転換の重要性』
同じベクトルの方法を試してダメなら、常識を捨てて逆のベクトル方法を試してみると状況が一変する。
以前紹介した、『マウントをとる行為は超危険!【寓話】狐と鶴のご馳走』の中の鶴もカラスのようにひらめくことができたなら狐にマウントをとられず悔しい思いをさせられたのに!