こんにちは!ぴえ郎です!
皆さんは『童話』と『寓話』の違いを知っていますか?
ウサギと亀は童話?寓話?
桃太郎は?童話?寓話?
今回は、
- 童話と寓話の違い
- 童話と寓話それぞれの特徴
- ぴえ郎式大人の童話と寓話の読み方
を紹介します。
それではどうぞ!
目次
童話と寓話の違い
『童話』と『寓話』は何?と言われて答えられる人は少ないと思います。
発音や漢字が似ているから同じ意味なんじゃない?
いえいえ、この2つには大きな違いがあります。
童話と寓話の大きな違いは、『目的』の違いです。
童話は、親が子どもを寝かしつけるときに聞かせる様な子供向けの物語のことをいいます。
桃太郎や赤ずきん、ウサギと亀など子どものころに聞いた昔話や伝説などは童話になります。
なので童話の目的は、子どもに読み聞かせるための話です。
寓話は、物語の中に寓意が含まれていて、物語の最後に教訓として読者に諭す子どもと大人向けの物語のことを言います。
オオカミ少年やアリとキリギリス、ウサギと亀などが寓話です。
なので寓話の目的は、物語の結末を通して読者に教訓を学ばせるための話です。
ここで注意してほしいのが寓話であっても親が子どもを寝かしつけるときに聞かせる様な子供向けの物語であったら童話に分類されます。
なので童話と寓話のサークルは、完全に分かれているわけではなく部分的に重なり合っています。
童話と寓話それぞれの特徴
童話と寓話の目的の違いが分かったところで続いてはそれぞれの特徴を紹介します。
童話
1.子どもがわかりやすく理解しやすい物語
物語の起承転結がしっかりしており、子どもが読むものなので最終的に良い行いをすると得をして、悪い行いをすると損をするということが子どもでも理解できるように明確に記されている。
2.親しみやすい登場人物
『桃から生まれた桃太郎』や『いじわるなウサギ』などイメージしやすい登場人物が登場する。
3.物語の最後まで集中力が持つように短いストーリー
♪もしもし 亀よ 亀さんよ ~ さっきの じまんは どうしたの?♪ までのように、短い歌にしても物語が理解できるほど簡単な構成でできているため幼児でも理解しやすい。
寓話
1.物語によって様々な教訓が存在する物語
物語によって様々な教訓が存在し、その教訓を読者に諭すために馴染み深い生活や行動に変換され物語が作られている。
2.物や動物などが擬人化されて登場する。
昔話のようにおじいさんとおばあさんのように特定の人が登場するものは稀で、多くのものが物や動物などが擬人化され登場する。
3.なぞなぞのような文学的構造をしているので子どもも大人も楽しめる。
なぞなぞの回答を考える時のように、常識を破り様々な方向性へアクセスしやすいような物語の構造をしているため、子どもや大人も楽しめる作りになっている。
ぴえ郎式大人の童話と寓話の読み方
童話と寓話は特徴や目的が違うと書きましたが、ぴえ郎的には童話だろうが寓話だろうが昔話だろうが読み方は変わりません。
その読み方とは、『自分なりの教訓を導き出そうとする』ということです。
明確な教訓が記されていない童話でも明確な教訓が記されている寓話であっても、自分なりの教訓を導き出そうとして読むのと何も考えず読むのでは雲泥の差があります。
どんなにくだらなく自分のためになるものはないと思う物語であっても、必死で絞り出せば一滴くらいの教訓はでます!
その絞り出した一滴の教訓が案外重要だったりします。
是非試してみてください。
まとめ
どうだったでしょうか?
童話と寓話の大きな違いは『目的』の違い。
童話は、親が子どもを寝かしつけるときに聞かせる様な子供向けの物語のことをいう。
寓話は、物語の中に寓意が含まれていて、物語の最後に教訓として読者に諭す子どもと大人向けの物語のことをいう。
童話の特徴は、
1.子どもがわかりやすく理解しやすい物語
2.親しみやすい登場人物
3.物語の最後まで集中力が持つように短いストーリー
寓話の特徴は、
1.物語によって様々な教訓が存在する物語
2.物や動物などが擬人化されて登場する。
3.なぞなぞのような文学的構造をしているので子どもも大人も楽しめる。
童話と寓話を読むとき気を付けるところは、
自分なりの教訓を導き出そうとして読むこと。
今回は童話と寓話の違いを『目的』と『特徴』の2視点から紹介しました。
このブログで様々な寓話を知って、世に知られている教訓を学び、自分なりの教訓を導き出していただきたいと思います。
参考までにぴえ郎の導き出した教訓も紹介していますので読んでみてください!