マウントで多様性が見えなくなる!?【寓話】ライオンに恩返しをしたネズミ

 

こんにちは!ぴえ郎です!

 

 

いきなりですが問題です!

Q、ライオン・人・ネズミの中で最強生物は誰でしょう?

 

その答えは後程。

 

では、あらすじへ!

ライオンに恩返しをしたネズミ

 

ある日、ライオンが昼寝をしていた。

そこへネズミが来て、ライオンの背中へのぼり、ちょろちょろ走り回りました。

ライオンは目をさまし、ネズミをつかまえて食べようとしました。

すると、ネズミは震えながら

「お助け下さい。こんなちっぽけなネズミなんておいしくありません。わたしをゆるして下さったらいつかかならず、あなたのお役に立ちますから」

と一所懸命に頼みました。

ライオンはネズミが可哀そうになり、黙って離してやりました。

何日かして、ライオンが猟師の網にかかってしまいました。

そこを通りかかったネズミは、鋭い歯で網をかみ切り、ライオンを助け出してやりました。

「ありがとう。おかげで命びろいをした」

ライオンはネズミにお礼をいい、それから仲良く暮らしました。

弱肉強食

この話の教訓は、『どんなに強い者でも、弱い者に助けてもらう時がある。』ということです。

おそらくライオンはまさか自分よりも弱いネズミに助けてもらう日が来るなど微塵も思っていなかったでしょう。

しかし、ネズミに命を助けてもらいました。

このように、必ず自身は強者側だと思っていても自身よりも力や権力の弱い者に助けてもらったり、足をすくわれるなんてこともあり得ます。

もしライオンがネズミを食べてしまっていたら、ライオンは猟師に殺されていたでしょう。

三竦み

この寓話を読んで導き出したもう一つの教訓は、『様々な側面を観察する』です。

 

ここで冒頭にした問題を再度確認します。

Q、ライオン・人・ネズミの中で最強生物は誰でしょう?

 

一番最初に思いつくのはライオンです。

ネズミはライオンに一飲みにされてしまうし、人だって素手では到底敵いません。

しかし、これはただ単に比べるものを『殺傷能力』にフォーカスしているだけです。

比べるものを『頭脳』にフォーカスすれば最強はになりますし、『回避能力』であればネズミになるでしょう。

この様に、この寓話の登場生物で唯一の最強な生き物は存在しません。

なので、

人は素手では、機敏さや殺傷能力はライオンには勝てない。ライオンは、身軽さや素早さはネズミに勝てない。ネズミは、力や頭脳では人に勝てない。

というような三竦みも成り立ちます。

マウント

私たちの日常生活でも勝手に相手よりも優れている一つの物にフォーカスし、自分と相手を比べている人がいます。

俗に言う『マウントをとる』というものです。

 

「あいつは仕事力がないから、自分の方が上だ」

「あなたは私に容姿が劣っている」などです。

 

しかし、完璧人間は存在しません。

自分が馬鹿にした人や見下した人に劣っている側面が必ず存在します。

 

「仕事力は劣っているがコミュニケーション能力は優れている」

「容姿は劣っているが芸術性は優れている」

 

その人の様々な側面を見る能力がない人は、他人に勝手にレッテルを貼り、マウントをとりたがります。

その人の様々な側面を見る=多様性に目を向ける

ということなのです。

 

マウントは優越感を得る代わりに多様性が見えなくなってしまいます。

 

まとめ

 

どうだったでしょうか?

 

  • この話の教訓は、『どんなに強い者でも、弱い者に助けてもらう時がある』
  • 必ず自身は強者側だと思っていても自身よりも力や権力の弱い者に助けてもらったり、足をすくわれることがある
  • もう一つの教訓は、『様々な側面を観察する』
  • マウントは優越感を得る代わりに多様性が見えなくなる

命を助け合った仲ではそりゃ仲良く暮らすだろう。

ネズミを食べなくてよかったね!

でも昼寝中に背中を走り回られたらそりゃ怒るだろ!

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