「神様、仏様、どうか私を助けてください!」
「神よ、どうか成功させてくれ!」
一回は、このように手を合わせて神頼みをしたことがあるのではないでしょうか?
そんな神頼みをしたことがある方へ、漫画カイジのセリフを通して神頼みする際の注意事項を説明します。
目次
神に頼る者
何も考えず・・・神頼み・・・
救ってくれ・・・
オレを助けてくれ・・・だっ・・・!
もう自分以外・・・頼る者などない・・・と
骨身に染みて・・・
知っていたはずなのに・・・!
しかし、必ず勝てると高をくくっていたカイジだったが、兵藤にイカサマを見破られて、あろうことか利用され完全敗北してしまう。
大きな痛手を負ったカイジは帰り道でようやく、イカサマを兵藤に見破られ利用されていたことに自ら気づき発した言葉です。
神に祈るときの状況
日本には「八百万の神」という言葉があるように多数の神々が存在しているとされています。なので日本文化的に、神頼み自体は悪いことではありません。
自分でやれることはすべてやり尽くし、あとやれることは神に頼むことだけだという状況ならばまったく問題ありません。
むしろ安心感が増す行為だと思います。
しかし、注意しなければならないのが、最初から考えることを諦めてただただ神頼みをしてしまうことです。
このただただ神頼みをする行為は自分で思考することや行動することを諦めて、自分の行く末を他力任せにしていることと同じだからです。
自らやれることがまだあるのならば、神頼みする前に行動を起こした方がスキルや知識面でも確実にプラスになります。
神に祈っても、櫂の手は休めるな
ロシアのことわざに「神に祈っても、櫂の手は休めるな」というものがあります。
この櫂(かい)とは、小舟やボートで使用するオールのことです。
このことわざは、『ボートで陸間を渡るときに、向こう岸が見つからず神に祈りたい状況に陥ってしまったとしても、櫂を漕ぐ手は祈るために使わずに動かし続けることが大切』というものです。
これが転じて、『追い詰められた時や何かに挑戦した時に、頭で神に祈っていても良いが、現在の状況を回復させられる方法を自分で考えて行動することが状況を好転させる一番の方法である』という教訓を読み取ることができます。
行動することによって得られる成果
やるだけのことをやった後に神に祈ってみると、神に祈ることがおまけのように感じると思います。
これは、自ら「まだ自分に行動できることはないか」を考えて実行したことにより、自信が付き不安な気持ちが小さくなっている証拠です。
自分に自信がない人が、大きな不安を抱えると自分の力では対処することができないと思い込んでしまい『自分よりも大きな力』つまりは『神』に頼ろうとしてしまいます。
しかしカイジも言っていますが、一番頼りになるのは自分の自信なのです。
まとめ
最初にも書きましたが神に頼むこと自体は悪いことではありません。
しかし、神に頼む行為はその人の思考によって善にも悪にもなり得るという事実を知っているか、知っていないのかによって結果は大きく左右されます。
もし、自分が神頼みをしようとしていたら「まだ行動できることはないか」を考えてみてください。