ネタバレなし!絶望ミステリ決定版【書薦】屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

21世紀最高の大型新人による、前代未聞のクローズド・サークル

今最も売れているミステリ!

 

このミステリーがすごい!』2018年版 国内編 第1
週刊文春〉ミステリーベスト10 2017年 国内部門 第1
本格ミステリ・ベスト10』2018年版国内ランキング 第1
本屋大賞 第3

あらすじ

紳紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像もしえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!!
究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!

書籍詳細

 

目次

受賞の言葉
第一章 奇妙な取引
第二章 紫湛荘
第三章 記載なきイベント
第四章 渦中の犠牲者
第五章 侵攻
第六章 冷たい槍
エピローグ

第二十七回鮎川哲也賞選考経過
選評 加納朋子 北村薫 辻真先

ページ数

全316ページ
本編は、1行43文字の306ページ

登場人物と見取り図

紫湛荘の見取り図や登場人物一覧が目次の次ページに載っています。

なので、読み進めていく上で「この人はどこの誰だっけ?」と思っても登場人物一覧を見れば、どこの誰でどのような人かが一目でわかるようになっています。
そして登場人物の名前にもある仕掛けがあるので、覚えやすいようになっています。

そして、紫湛荘の見取り図もわかりやすく乗っているので、推理する上でとてもわかりやすかったです。

その他

主人公の葉村譲は神紅大学のミステリ愛好会会員なのでとてもミステリに詳しいため、話し合い中や推理の時に、ミステリの仕組みや専門用語などが説明されます。

なので、読み終わった後にはミステリに少し詳しくなっています。

 

奇想天外推理パニック系本格ミステリ

序盤は「サークルの夏合宿!」「ペンションでBBQ!」と、よくあるミステリ小説のような物語が進みます。
しかし、ある事件が起きた途端に、よくあるミステリ小説はぶっ飛び、唯一無二の推理ミステリに早変わりします。

推理小説のトリックはやりつくされたと言われていますが、「その手があったか!」と読者に思わせる作品です。

少しでも超展開の驚き精密に考えられた密室の謎などをお伝えしたいのですが、何を言ってもネタバレになってしまいそうで伝えられないのがモドカシイ!

受賞の言葉

屍人荘の殺人の著者 今村昌弘氏の第27回鮎川哲也賞受賞の言葉内に、

「読んだことのないミステリを!」という一念で書き上げた作品

という言葉を残しているように、読んだことのないミステリがたしかに出来上がっています。

まとめ

おそらくネットで調べたら容易にネタバレが出てくると思います。
読み終わった後に「ほかの人はどんな感想を持ったかな?」と調べてみるのは良いですが、読む前に絶対にネタバレサイトを見ないでください。

純粋に読んである事件がおき、唖然とするのを楽しんでください。

ミステリ好き、密室好き、驚き好き、絶望好きの方は是非読んでみてください!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です