本当の幸せとは?【寓話】田舎のネズミと町のネズミ

 

こんにちは!ぴえ郎です!

 

皆さんは、何をしているときが幸せだと感じますか?

また、他の人は何が幸せだと感じていると思いますか?

今回は、幸せについて考察していきます。

田舎のネズミと町のネズミ

この寓話は、仲の良い田舎のネズミと町のネズミを通して、

  1. 幸せの基準
  2. 安心安全の危険性
を学べる内容となっております。

では、あらすじへ

あらすじ

田舎に住んでいる一匹のネズミが、ご馳走を振舞おうと仲の良い、町に住むネズミを招待した。

二匹は、畑に植えてある大根やトウモロコシ、麦を頬張ったが町のネズミはあまり食が進まない。

町のネズミは、とうとう田舎のネズミに

「君はよくこんな食事で満足ができるな。町へおいでよ。もっと美味しいものが食べられるよ!」

田舎のネズミは、二つ返事で町へ出かけることにした。

町に着き。町のネズミはパンやチーズ、肉など田舎のネズミは見たことないご馳走を見せた。

田舎のネズミは、涎をたらしご馳走を頬張ろうとした。

その時、何ものかが扉を開けて入ってきた。

二匹は、小さな穴に一目散に逃げ込んだ。

何ものかが出ていき、再び田舎のネズミはご馳走を頬張ろうとしたとき、また誰かが扉を開けて入ってきた。

すると、田舎のネズミは急いで身支度を整え、

「ご馳走を用意してもらって申し訳ないけど、こんな危険なのは御免だ。ぼくは、土まみれになりながら大根やトウモロコシ、麦を食べている方が性になってる。」

と田舎に帰ってしまった。

幸せの形

この寓話の教訓は、『幸せや満足できることは人それぞれ違う』ということです。

町のネズミは、町の食事や生活が幸せだと思っているため、田舎のネズミを町に招待しました。

しかし、田舎のネズミの幸せは町のネズミとは異なっていたため帰ってしまいました。

では二匹の幸せの基準はなんなのでしょう。

田舎ネズミの幸せ

日々安心・安全に食事や生活をする。

町のネズミの幸せ

安心・安全よりも、より高度な食事や生活をする。

これが二匹の幸せの基準です。

幸せの種類

幸せの基準は、生まれたところや成長の過程、経験などで変化します。

町のネズミは町で生まれ、町で成長してきたため、町にある食事や生活水準が基準となります。

これは、悪いことではありません。

しかし、幸せに上下を付け、下だと思うものを馬鹿にするのはよくありません。

「君はよくこんな食事で満足ができるな。」なんて言われたとき、田舎ネズミはイラっとしたのではないでしょうか。

 

幸せに上下はなく、田舎ネズミは「危険なく生活したい」ことが幸せと感じる。

町ネズミは「美味しいものを食べる」ことが幸せと感じる。

という各々の幸せの種類があるだけです。

この幸せの種類は誰にも侵すことができません。

なぜならすべての人が各々持っていてよいものだからです。

虎穴

この寓話を読んで、もう一つ教訓を見つけることができました。

それは、『危険を冒さずには、より良いものは手に入らない。』ということです。

田舎ネズミは、町ネズミに誘われたときに二つ返事でついていきました。

このことから、町に行ってみたいという願望があったと読み取れます。

そして、一度危険が来たにもかかわらず再びご馳走を頬張ろうとしたということは、町のご馳走を魅力的に思っていると推測できます。

このことから、田舎のネズミは町に出たいが勇気がなく田舎に住んでいる可能性が浮上します。

田舎の暮らしは安心安全でいいかもしれません。

しかし、実は心から安心安全を求めていない限り、安心安全というものは足枷になってしまう可能性があります。

「自分は今の安心安全を一番に考えているから挑戦もする必要ないし考えもしない」という思考に思い込もうとしてしまうと、

もう抜け出すのが難しくなります。

これは一種の自己暗示です。

やはり、町レベルの食事や生活をするには危険を冒し、得るしか方法はありません。

もちろん、「たいして美味しくもない猫のえさを猫の寝ている隙に皿から奪う」なんていう危険に釣り合わなすぎるものはNGですが、

多少の危険を冒さなければ、得られるものは今までと変わることはありません。

まとめ

どうだったでしょうか?

  • 『幸せや満足できることは人それぞれ違う』ということ忘れない。
  • 幸せには上下はなく、種類があるだけ。
ということがわかっていただけたでしょうか。

そして、

『危険を冒さずには、より良いものは手に入らない。』ということを心にとどめ、

自分は本当に安心安全が幸せなのか自分自身に問うてみることが大切です。

 

挑戦にはリスクはつきものです。

一度きりの人生。より楽しく自分に正直に過ごしましょう!

 

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