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どんないろがすき
「どんないろがすき」という歌を知っていますか?
♪どんないろ~がすき?♪
というアレです。
幼いころに歌ったことがあるという方が大半だと思います。
もちろんぴえ郎も幼いころに歌いました。
しかし、この歌は大人になり聞くとまた違った見え方をしてきます。
ということで今回は「どんないろがすき」を考察していきたいと思います。
歌詞
考察する前に歌の歌詞をみていきましょう。
作詞・作曲 坂田修
どんないろがすき(あか)
あかい いろがすき
いちばんさきに なくなるよ
あかいクレヨン
どんないろがすき(あお)
あおい いろがすき
いちばんさきに なくなるよ
あおいクレヨン
どんないろがすき(きいろ)
きいろい いろがすき
いちばんさきに なくなるよ
きいろいクレヨン
どんないろがすき(みどり)
みどり いろがすき
いちばんさきに なくなるよ
みどりのクレヨン
いろ いろ いろ いろ
いろんな いろがある
いろ いろ いろ いろ
いろんな いろがある
どんないろがすき(ぜんぶ)
ぜんぶのいろがすき
みんないっしょに なくなるよ
ぜんぶのクレヨン
ぜんぶのクレヨン
懐かしいですね!
それでは考察していきたいと思います。
好きな色
まず、もし自分が
「なんの色が好き?」
と聞かれたら何色と答えますか?
あか?あお?みどり?
十人十色という言葉があるようにこの問いに対しては様々な色が出てくることでしょう。
では、その色のクレヨンは一番先に無くなると思いますか?
空や海の色の青よりも
木や山の色の緑よりも
太陽や火の色の赤よりも?
ほとんどの方は、好きな色よりも太陽は赤、空は青、髪は黒、といったように目に見えている的確な色に塗ると思います。
たしかに太陽が黒で山が黄色だったら気持ち悪いですもんね(笑
しかし、その塗り方では好きな色は一番先に無くなりません。
ではどうしたら好きな色が一番先に無くなるのか・・・
それを知っているのはちいさな子供たちなんです。
子どもの絵
幼稚園や保育園に行くと、子供たちが塗った絵が飾ってあります。
それをみるとピンク色の知らない動物や全身赤い人など、普通ではありえない構成になっているものがほとんどです。
子供たちはまず好きな色やたまたま目に留まった色のクレヨンや色鉛筆を手に取り描き始めます。
そんな風景をみて作られた歌なのではないでしょうか。
たしかに好きな色が一番先に無くなりそうですね!
常識
先ほど
空や海の色の青よりも
木や山の色の緑よりも
太陽や火の色の赤よりも?
という質問をしました。
疑問に思った人はいますか?
本当に空や海は青で
木や山は緑で
太陽や火は赤ですか?
そんなことありません。夕焼け空は赤いですし、秋には黄色い木もあります。
この歌は何が言いたいのか。
それは
『常識に囚われない』
ということです。
なぜ子供たちは好きな色が先に無くなるのかというと、空は青、山は緑といった常識に囚われていないからです。
大人になればなるほど色の常識は構成されていき、塗り絵に反映されていきます。
しかし、そんな常識は必要ない!
好きなところを好きな色で塗る自由を忘れないで!
という大人へ向けた歌にも聞こえてきませんか?
たしかに写真のようにありのままに塗ったり描いたりすることを批判しているわけではありません。
しかし、絵や塗り絵の自由さと色に対しての柔軟な考え方を知っていただきたい!
太陽が黒くても山が青くてもオールOK!
どんどん好きな色で塗れーーー!!!
すみません、取り乱しました(汗
だから、ぴえ郎は大人になってもこの歌が大好きです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
こどもの歌の「どんないろがすき」には、
大人への『常識に囚われるな!』というメッセージが読み取れることがわかっていただけたでしょうか。
この記事を読む前と読んだ後が違う印象の歌になっていると思います。
聞き流してしまうほどのことでもすこし深読みするといろんなことを見つけることができます。
日々様々なことで考察していきましょう!
あなたはなにいろがすき?